にわかには信じられませんが・・

先日来院した患者さんですが、都内から引っ越してきたばかりだそうで、前歯がとれたので見てほしいとの主訴でした。

レントゲンでは#21が欠損していたので当然#21の暫間ポンティックか何かがとれたんだろうと思いました。

ところが患者さんは抜けた#21の歯自体をお持ちになり「これを入れてほしい」と。

パノラマからの一目瞭然の中程度以上に進んだ歯周病が確認されたので、てっきり暫間的にポンティックをくっつけたモノだと思いお話を聞くと「2ヶ月ほど前、自費で、残っている歯をくっつけてもらった。最新の方法だと言われた。歯周病に関しては何も言われてはいない。2〜3ヶ月に一度クリーニングに行っていた。先月行ったときは特に問題ないと言われた。」なんだそうだ。

天然歯に横溝を入れて0.6程の矯正ワイヤーのようなモノがCRで埋め込まれている。これ自体考えられない。数ヶ月に一度クリーニングしてTBIを受けているにしてはPCRが悪すぎる。このアタッチメントロスとものすごいBOPでペリオに問題ないと言う診断はいかがなものだろう。#21は自然脱落なのだ。あきらめて使えるところまで使って「ダメならハイそれまでよ治療」というわけでもなさそう。なぜなら口腔内環境があまりにも酷いから。

この酷い診断内容や治療内容より、この患者さんはどんな話を担当ドクターと話したのかとても興味がわいたので、ちょっと詳しく聞いてみたところ、

「今は虫歯じゃないけど歯と歯茎の間は、削って丈夫なプラスチックを埋めると虫歯予防になると言われてそうしてあります。保険では出来ないので自費になりますと言われました。」
「歯周病って歯槽膿漏のことですよね。全く問題ないから歯ブラシだけで良いと言われました。」
「もし、歯が抜けたら、きちんと直したかったらインプラントしかないですと言われたけれどそうなんですか?」
「先月引っ越す話をしたら、地方は酷い遅れた治療ばかりだから気をつけた方が良い、時間が取れるなら今までどおり定期的にウチに来た方が良い、、といわれました。」

だそうだ。
うん。
こういうふざけた歯科医師は、どうやったらできあがるんだろう??これから歯科医師になりたいと真剣に考えている学生諸君に、これを胸を張ってみせられるのだろうか?
言っておくが、マスコミなどで話題にしていた疲弊した都会の歯科医師とはあなたのような人を言うんだよ。同業者とは思いたくないわ。

患者さん、時間はかかるでしょうが、きちんと見違えるまで頑張りましょうと言ったら、にこりと笑ってくれました。



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