う〜ん、一体どうしたの?

 昨日、転勤で八戸に昨月来て義歯の調子がおかしい悪い痛いと来た患者さん。首都圏の歯科医院で、インプラントを含む総額200万円也前金だったという。しかも補償のホの字も聞いていないそうで。すんごいHPをお持ちの40代歯科医師。う〜ん。

IODの基本は何処に?

インプラント周囲炎は問題ないと言われたと言うが?

残存歯が大切ならIODでワイヤークラスプは何のため?

咬合という概念は欠落していないか?

金属床のリベースは大目に見てほしいのか?(笑)。

その前に総義歯の配列がぶっ飛んでいないか?

下顎の歯列が舌側顎堤レジンより低い位置にあるのは何故?

咬耗ではなく、削ったのは何故?そして研磨?つるつる(笑)。

驚くことにこれがセットされたのは昨年の9月!


この治療した歯科医院がどんなに貧乏か知らないが、こんなポンコツ許されるのか?地方で開業していたら、この所業、即刻抹殺されます。まあ、3年で閑古鳥だろうな。患者さんにお金返した方が良いと思う。「すみません、力不足でした」って。

もちろん、現場で何があったかは知りませんよ。しかし、ただただ驚くのだが、これじゃあ、週刊誌月刊誌ネタになっても仕方が無いのかもしれません。疾病治療の基本も、再建治療の基本も「キ」の字の欠落だけではなく、何もかもダメダメなビジョンの無い歯科医療経験患者が、こうも連続して来院されると、こっちが疲弊すると言うより、患者さんが可哀想で。

義歯作りの基本すら無視された高額な義歯を見るに当たり、日本の歯科医療の未来を見ているようで辛いと思うのは私だけだろうか。

施術者の意思や思いや希望と、患者さんの未来や幸福が全く見えないこういう症例に涙しながら当院で、
「私で良ければなんとかしていきましょう」
というのは生意気なんだろうかとふと思う。

将来の歯科医療はどうなるんだろうと私が心配しても始まらないのだが。。。。。

そして、まあ、・・・腹は立つ(笑)。










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